人が生きるのに必要な呼吸は普段無意識で行っています。
毎日24時間365日人は呼吸を繰り返しますが、この時に口で呼吸しているのか
鼻で呼吸しているのか、その違いによって顔のたるみに大きな差が生まれてきます。
些細な違いと感じるでしょうが、毎日の積み重ねは相当な変化へと繋がっていきます。
場合によっては顔のたるみの治療が必要になるほどです。
いったいその原因は何でしょうか。
それはアデノイド顔貌と呼ばれる症状です。
喉と鼻の奥にあるアデノイドが、口から入ってきた空気から直接刺激を受けて
徐々に肥大していくのです。
アデノイド顔貌は病気ではありませんが、本来なら鼻から入ってきた
空気に含まれる微生物やバイ菌を鼻気道でフィルタのにかけられます。
そして体内に微生物やバイ菌が侵入するのを防ぐのです。
また空気の温度を一定にしたり湿度を整えたりする作用もあるのです。
しかし口呼吸ではこれらの事が一切行われず直接体内に入り込みます。
そのため、抵抗力の弱いお年寄りは肺炎など違う病気の治療が必要になるのです。
また、口呼吸をしていると、歯並びが悪くなるので結果として虫歯の治療が
必要になったり、酷くなると矯正歯科治療が必要になる場合もあります。
口で呼吸する事は顔のたるみを酷くするばかりではなく、さらに様々な弊害を引き起こします。
顔のたるみを防ぐためにも日頃から意識して鼻呼吸に切り替えてみたり、
無糖のガムを口を閉じながら噛むなどしてご自身で改善していく努力をしましょう。